手洗いなどのインフルエンザ予防法と治療方法

インフルエンザの予防方法としては、手洗いや予防接種、密閉空間の温度と湿度管理、生活習慣の管理、マスクの着用などがあります。
手洗いは、インフルエンザに限らず感染予防の基本であり、手指など体に付着したインフルエンザウイルスを物理的に除去するので非常に有効な手段とされ、うがいと合わせて行われています。
インフルエンザのワクチン接種は、WHOの推奨ワクチン株に基づき、日本国内で流行リスクの高いワクチン株を厚生労働省が選定したものであり、罹患時の重症化防止に有効とされ、本年は従来の三価ワクチンからB型ワクチンが1種追加された四価ワクチンとなっています。
インフルエンザウイルスは、15℃~18℃湿度40%以下の低温低湿度の環境を好むとされ、逆に湿度50%以上の環境下では約90%が死滅するとされています。その為、密閉空間を20℃以上湿度50%以上に維持する事で高い予防効果が得られ、湿度を高く維持する事でのどの粘膜の粘膜IgA抗体価が上昇し防御機能が高まります。
自己免疫力を高める為に、十分な休養と栄養バランスのとれた食生活などの生活習慣の管理が有効とされています。
通常の不織布マスクは、5μm以下の飛沫核や1μmのインフルエンザウイルスは軽々と通過してしまいますが、マスクに覆われた口腔内の湿度は95%以上となる為、インフルエンザ予防に有効とされています。
治療方法としては、タミフルやリレンザ、イナビルなどのノイラミニダーゼ阻害薬による治療方法が行われていますが、ノイラミニダーゼ阻害薬は感染細胞内で増殖したウイルスを感染細胞内に閉じ込める事で、ウイルスの拡散を阻止し発症や症状の悪化を抑制します。しかし、インフルエンザウイルスを死滅させる効果が無い為に、熱に対する解熱剤や頭痛などの痛みに対する鎮痛剤などの治療方法が並行して行われています。