アジアでインフルエンザ対策としてのキャッツクロー

キャッツクローは、南米ペルーの高地に生息し、猫の爪の名が示す通り、葉の付け根に猫の爪のような棘があるのが特徴のハーブです。2000年以上前から、関節炎やリウマチに効果がある万能薬として、現地では利用されてきました。
キャッツクローには、アルカロイド、トリテルペン、ポリフエノール、プロアントシアニジン、植物ステロール、キノビック酸グルコシドなどの有効成分が含まれていることが分かっています。WHOでも副作用がないハーブとして認めていて継続的に摂取することも安全性が確認されています。一部ヨーロッパでは、抗炎症薬として認可されています。
キャッツクローに含まれる7つのアルカロイドが、片頭痛やリューマチ、肩こり、腰痛、関節痛などに効果があると考えられています。また、免疫力の増強、炎症作用の改善にも役に立ち、ガンやウイルスの感染にも効果が期待されています。
アジアでは通常のインフルエンザ以外に新型インフルエンザも起こり、その予防のために、漢方薬などの力を借りて免疫力を高めているそうです。その中で、キャッツクローも注目されていて、アジアでは風邪やインフルエンザの予防だけでなく、花粉症やリウマチの予防としても日常的に摂取されています。実際にキャッツクローのサプリメントを製造販売している会社では、サプリメントの摂取により、社員や家族が誰もインフルエンザにかかることがなかったという報告があります。キャッツクローの抗インフルエンザ効果は注目されていてます。5歳以上の子供から継続的に摂取することにより免疫賦活作用により免疫力をつけて、ウイルス感染を防御することが期待されています。日本以外のアジアでは既に広く摂取されているキャッツクローを摂取して、免疫を強くしたいものですね。

第一三共の抗インフルエンザ薬の抗体について

人間の気道や鼻腔内は、粘膜免疫防御バリア-として機能する粘膜IgA抗体によりウイルス感染から守られていますが、インフルエンザウイルスは空気感染により鼻腔や気道粘膜上皮に付着し増殖感染するケースが多く、感染者の初感染部位の粘膜IgA抗体価が著しく低下しています。
抗インフルエンザ薬の中でも第一三共のイナビルやグラクソ・スミスクラインのリレンザは、吸引により直接気道粘膜に作用しウイルス増殖を抑制する効果を発揮するとされ、ロシュのタミフルやバイオクリストのラピアクタよりも即効性があるとされています。
インフルエンザウイルスは、抗原連続変異を繰り返す赤血球凝集素が宿主細胞の表面にあるシアル酸糖鎖と結合する事で、感染細胞核の遺伝子情報の上書きを行い増殖し、ノイラミニダーゼの効果により糖鎖末端のシアル酸を切り離し、感染を拡大していきます。
インフルエンザウイルスは、発症後に体内で抗体が形成されるまでの約48時間で増殖のピークをむかえ、以後は抗体の免疫力により徐々に体内のウイルスが減少し、症状が改善するとされています。その為、インフルエンザウイルスに直接作用しない第一三共のイナビルは、発症後48時間以内に吸引する必要があり、48時間以降の服用による薬理効果は少ないとされています。
第一三共のイナビルは、ノイラミニダーゼの効果を阻害する事により体内のウイルスの総量の増加を抑制し、インフルエンザの発症遅延や症状の悪化を抑制する効果があります。しかし、ウイルス増殖抑制によりウイルスに対する抗体の産生量が減少し、後天的に獲得される特異免疫系の発動も抑制され、翌年のインフルエンザの再感染率を高めるとされています。その為、抗体の産生量の減少や翌年の再感染率を抑制する為に、マクロライド系のクラリスロマイシンの併用服用が有効とされています。

気管支疾患の方へのインフルエンザ治療薬の処方

インフルエンザはインフルエンザウイルスに感染することによって発症する感染症です。症状は、急な発熱が起こり、咳や鼻水、くしゃみといった風邪にのような症状や、頭痛や筋肉痛、関節痛といった全身性の症状を発症します。喘息などの気管支疾患にかかられている方にとってはこの呼吸器症状が非常に苦しく、予防や治療に最善の策を講じる必要があります。インフルエンザの治療薬は使用できることはできますが、まず第一にインフルエンザワクチンを流行前に接種することでインフルエンザにかかることを予防する必要があります。しかし、ワクチンを接種したからと言って完全に予防しきれるとは限らず、また接種することが出来ず、インフルエンザにかかってしまうケースも予測されます。この場合、インフルエンザ治療薬が適応されることになります。ところで、この治療薬には複数の薬剤が市販されており、大方その有効性と安全性は同等と言えますが、医師が処方する際には気管支疾患の方は薬剤の選択において注意点があります。海外の臨床試験において、吸入薬を処方した喘息患者の気管支の収縮や呼吸機能の低下が報告されております。インフルエンザの感染によって気管支が過敏になっているためです。したがって、現在市販されている薬剤は、内服薬と注射剤、吸入薬がありますが、通常は気管支疾患の方の治療には内服薬を用いることになるかと思われます。これは、喘息のみではなく他の気道疾患も同様に注意が必要となります。しかし、国内においてこの症状は添付文書において重要な基本的注意に書かれており、全く使用を禁止するものではありません。状況に応じて、医師が診察し処方することはあり得ることで、診察を通したことが安全性の担保となります。

イナビルのインフルエンザ抑制や発症遅延効果の作用

イナビルは、国や自治体がパンデミックに備えて備蓄しているタミフルやリレンザと同様にノイラミニダーゼ阻害薬であり、ノイラミニダーゼに作用する事でウイルス感染細胞内の増殖ウイルスの遊離を抑制し、インフルエンザの発症や症状の悪化を遅延させる効果があります。
インフルエンザは、遺伝子情報の詰まったリボ核酸を持つウイルスですが遺伝子情報を伝えるリボ核酸を有していない為に、ペプチド鎖が形成出来ずインフルエンザウイルス独自に増殖する事が出来ない特徴があります。その為ウイルスは、スパイクタンパクのヘマグルチニンで細胞のシアロ糖鎖に吸着し、感染細胞核に遺伝子情報を脱殻してウイルス増殖します。増殖したウイルスは、スパイクタンパクのノイラミニダーゼの作用によりシアロ糖鎖を断ち切り、他の細胞へと遊離感染していきます。
一般にインフルエンザウイルスは、感染後1日から5日程度の潜伏期間を経て発症し、体内で抗体が形成される発症後48時間がウイルス増殖がピークになるとされ、イナビルにはインフルエンザウイルス自体に作用して死滅させる薬理効果は無いので、発症後48時間以内に吸引する必要があります。
イナビルは、容器に封入された薬剤を1回吸引するだけでウイルスの増殖や発症を抑える事が出来る医薬品であり、成人及び10歳以上の小児は20mgを2本、10歳未満の小児は20mgを1本を吸入します。
イナビルの服用方法は、注射器の様なボトルの下部に薬剤を集め、1の薬剤トレーを奥までスライドさせて吸引し、吸引した薬剤呼吸と共に吐き出され無い様に2~3秒間息を止めます。続けて、2の薬剤トレーを奥までスライドさせて吸引し、同様に2~3秒間息を止めます。成人及び10歳以上の小児は、新しいイナビルで同じ行程を繰り返します。又、イナビルを予防に用いる場合には、1日1回20mgの吸引を2日間継続します。

業務中にインフルエンザに罹患した場合

業務中にインフルエンザに罹患した時はすぐに休養を取り、状態が完全に良くなるまで出社をしない方が良いです。有給休暇がない人が業務中にインフルエンザに罹患した場合は会社に相談し、給与面で自身に不利益が生じないように何らかの対策を講じた方が良いです。
看護職や介護職等の業務でインフルエンザに罹患する可能性が高い人は予防接種やマスクによる感染の防止を行う事が大切です。自分でインフルエンザに罹患しないように気をつける事です。少しでも異変を感じた時は我慢をするのではなく、すぐに専門の医療機関で必要なケアを受ける事が自身だけではなく周囲の人々の安全や健康につながります。
これはしっかりと対策を講じていれば予防する事が可能なものです。その反面、対策を講じていても罹患してしまうケースは少なくないです。予防接種を受けて安心するのではなく、日々の手洗い、うがい、消毒等を継続する事が大切です。また、規則正しい睡眠や食事を心掛け、元気な肉体をつくる事が出来れば業務中にインフルエンザに罹患する可能性は低くなります。
職場で一人でもインフルエンザに罹患してしまうと爆発的にそれが拡大する危険性があります。そして、業務が滞り、法人に悪影響を及ぼします。法人はそれが拡大しないように必要なケアを行う事が重要です。早期発見、早期治療が大切です。
自分の努力や工夫である程度防ぐ事は出来ます。しかし、細心の注意を払っていても罹る時は簡単に罹ります。しんどい状態に陥った時はすぐに休みを取る事です。それによって感染の拡大を防ぐ事が出来ます。また、自身もすぐに業務に復帰する事が出来るという利点もあります。
感染を拡大させない事が大切です。

インフルエンザ吸入薬の薬害の可能性

インフルエンザ治療薬はその作用機序は多くないものの、製剤は様々なものが発売されております。内服薬や吸入薬、点滴注射、1回だけの吸入で効果が持続する吸入薬など様々です。これらの薬剤は安全に使用できるものでしょうか。実体としてはほとんど問題となっておりません。しかし、過去に異常行動や自殺企図が疑われた内服薬もありました。この内服薬については副作用と薬との因果関係が認められないため薬害とは言えないものの、現在に至ってもその注意喚起がなされております。吸入薬については異常行動や自殺企図と薬の間に因果関係が疑われることは起こっておりません。あくまで、インフルエンザにかかったことによる異常行動や自殺企図の可能性があるのみです。また、他の副作用についても重大なものはあまり報告されず安全に使用できると思われます。しかし、米国において喘息や気管支疾患の患者の肺の機能が急激に悪化したとの報告があり、喘息などの気道に疾患を持つ方には薬害の恐れがあり、使用を勧められません。ただし、これは米国におけるもので、日本の添付文書においては、重要な基本的注意に書かれており、全く使用してはならない程度のもので、実際の診察においても、医師が慎重にこの点を勘案しながら喘息の方に吸入薬を処方することもあり得ます。医師の勘案によって、この部分の安全性が担保されているわけです。通常は呼吸機能の低い方には内服薬が選択されるのが自然ですが、内服薬に耐性があった年度ではそうであったように例外は常に存在します。インフルエンザの吸入薬においては、患者さん側からの薬害の不安が多いものの、医療従事者側の判断や説明などの担保によって、全体としては安全に使用できます。

手洗いなどのインフルエンザ予防法と治療方法

インフルエンザの予防方法としては、手洗いや予防接種、密閉空間の温度と湿度管理、生活習慣の管理、マスクの着用などがあります。
手洗いは、インフルエンザに限らず感染予防の基本であり、手指など体に付着したインフルエンザウイルスを物理的に除去するので非常に有効な手段とされ、うがいと合わせて行われています。
インフルエンザのワクチン接種は、WHOの推奨ワクチン株に基づき、日本国内で流行リスクの高いワクチン株を厚生労働省が選定したものであり、罹患時の重症化防止に有効とされ、本年は従来の三価ワクチンからB型ワクチンが1種追加された四価ワクチンとなっています。
インフルエンザウイルスは、15℃~18℃湿度40%以下の低温低湿度の環境を好むとされ、逆に湿度50%以上の環境下では約90%が死滅するとされています。その為、密閉空間を20℃以上湿度50%以上に維持する事で高い予防効果が得られ、湿度を高く維持する事でのどの粘膜の粘膜IgA抗体価が上昇し防御機能が高まります。
自己免疫力を高める為に、十分な休養と栄養バランスのとれた食生活などの生活習慣の管理が有効とされています。
通常の不織布マスクは、5μm以下の飛沫核や1μmのインフルエンザウイルスは軽々と通過してしまいますが、マスクに覆われた口腔内の湿度は95%以上となる為、インフルエンザ予防に有効とされています。
治療方法としては、タミフルやリレンザ、イナビルなどのノイラミニダーゼ阻害薬による治療方法が行われていますが、ノイラミニダーゼ阻害薬は感染細胞内で増殖したウイルスを感染細胞内に閉じ込める事で、ウイルスの拡散を阻止し発症や症状の悪化を抑制します。しかし、インフルエンザウイルスを死滅させる効果が無い為に、熱に対する解熱剤や頭痛などの痛みに対する鎮痛剤などの治療方法が並行して行われています。

手洗いはインフルエンザ予防に有効である

冬になるとある病気が猛威をふるい、世間や自分たちの身元を賑わせます。
そう、インフルエンザのことです。
インフルエンザはインフルエンザウイルスが体内に入り込み体の中で増幅することで悪化し、抗体ができるまで悪さをし続けます。
予防するにはインフルエンザウイルスを増やさない努力が必要となります。
ウイルスとの接触は人のくしゃみ、空気中、つり革などものとの接触などいたるところで起きます。
特に手はさまざまなものに接触する部位なので、自然にウイルスと関わりを持つことになります。
そのため手をしっかりと清潔に保つことが、私たちがインフルエンザを回避する手段となります。
しっかりと洗えばウイルスの大部分を殺すことが可能ですが、それには普段私たちが行っている方法では不十分です。
ウイルスが蔓延する前に、その方法を見直してみましょう。
インフルエンザウイルスを死滅させるには、十分な時間と丹念に細部まで洗うことが不可欠です。
まず時間に関してですが、15秒以上洗うことを徹底します。
また30秒以上石鹸で洗えば約80%のウイルスが殺菌されるとの方向もありますので、できれば30秒近く洗った方が良いと考えられます。
その時は必ず隅から隅までしっかり洗う事を心がけましょう。
洗い方に関しては、まず手のひらと手の甲を洗います。
それから指先からつめに広げていき、指の間を洗っていきます。
親指とそのまわりも洗って、最後に手首をしっかりと洗浄。
そして流水で洗い乾いた清潔なタオルで拭く、こうすれば完璧です。
ただ洗いすぎると皮膚が痛み、逆にウイルスが入りやすくなるので過度な手洗いは止めましょう。
ウイルスとお友達にならないよう、手洗いから入念にやっていきましょう。

食事をインフルエンザ予防に繋げる!

インフルエンザの流行シーズンに差し掛かると多くの人が予防接種を受けるようになっていますが、しかし予防接種はそれなりにお金がかかるものですし、病院に行かなくてはならない以上手間もかかってしまいます。
もちろん受験などで絶対に体調を崩すことが出来ないという事情があるのであれば予防接種を選ぶべきでしょうが、実はインフルエンザの予防は小さなことを積み重ねていけば十分個人で実現可能なのです。
そこで最も重要な要素となるのは食事です。
人の体はその人が食べたものによって作られており、必要な栄養素がまんべんなく揃ってこそ初めて健康な肉体が作られます。
ではインフルエンザ予防で注目したい栄養素としてはどういったものがあるのかというと、まず最初にチェックしたいのはタンパク質です。
タンパク質は肉や魚、卵や大豆製品に多く含まれる栄養素であり、肉体の根幹を成す特に重要な栄養素です。
体の抗体をつくるのにもタンパク質は必須ですし、タンパク質が無いとどれだけ他の栄養素が揃っていても体をつくることが出来ません。
特に最近では食生活が乱れがちな人が多く、タンパク質も十分に取れていないというケースがありますから改めてチェックしましょう。
次いで確認したい栄養素となるのが各種ビタミン類です。
インフルエンザは冬の乾燥に伴って弱ってしまった人の粘膜を介して感染することが多いウイルス感染症ですから、粘膜を保護する力を強めるビタミンAは特に注目したいところです。
またウイルスと闘う白血球を活性化するビタミンCについてもしっかりチェックしておきましょう。
この他には長芋やオクラに含まれるムチンと呼ばれる成分も粘膜保護の機能がありますし、抗菌・抗炎症・抗酸化の三つの作用が含まれるハチミツもインフルエンザ対策には良い食品です。
インフルエンザ予防はまず食事からと覚え、毎日しっかりと予防に取り組んでいくようにしましょう。